
「天気が悪くなると膝痛が出る」「寒くなってくるとひざの古傷が痛む」…そのようなお悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか。
ただ、そのようなときに病院で検査をしても原因が分からず、シップや痛み止めをもらって終わりといったケースも少なくありません。
こちらのページでは、気候による膝痛の原因や対処法、および予防法について解説しています。慢性的な膝痛に悩まされている方はぜひお役立てください。
気候による膝痛の原因その1・気圧の変化

気候による膝痛の原因の1つが気圧変化です。山登りをしたことがある方でしたら、ふもとから持って行ったお菓子の袋が、山頂でパンパンに膨れていた経験をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
気圧が下がると、反対に身体の内圧が上昇します。体内には血圧や脳圧、眼圧、腹圧などさまざまな「圧」が存在しています。
気候の変化にともなって身体の内圧が上昇したときに不調が出やすいのは、気圧の変化にともなって交感神経が優位に傾くからです。
交感神経は自律神経の一種で、身体を興奮状態にさせる役割があります。交感神経が優位に傾くと、血管が収縮して血圧が上昇します。
また副腎髄質からアドレナリンが分泌され、痛みのセンサーが過敏になります。それによって、その人その人の弱い箇所に痛みが生じるのです。
膝痛に関して見てみると、気圧の低下にともなって膝まわりの関節包などの軟部組織が膨張し、神経圧迫を起こすことで痛みを生じると考えられています。
気候による膝痛の原因その2・気温の変化

気候による膝痛の原因としては気温の変化もあげられます。冬になると気温が低下するため、筋肉が硬くなって血行不良を起こしやすくなります。
筋肉の内部で血行不良が起こると、発痛物質が生成されてチクチクとした痛みを生じます。運動後に筋肉が硬くなり、筋肉痛が出やすいのもそのためです。
通常なら血液の流れで発痛物質は自然に体外へと排出されるのですが、気温の低下によって血行不良状態が継続した場合、発痛物質が長き一ヶ所に留まります。その結果、膝の痛みが慢性化してしまうのです。
気候による膝痛の原因その3・湿度の変化

湿度が変化することも気候による膝痛の原因の1つです。湿度が高くなると身体の表面が水分で覆われたような状態となり、うまく汗を発散できなくなります。
それによってむくみや血行不良が生じると、自分にとって弱い場所に不調が出やすくなります。昔ケガした場所が湿度の上昇にともなって痛くなるものそのためです。
気候による膝痛の原因その4・活動性の変化

気候による膝痛の原因としては、活動性の変化も挙げられます。冬の寒い時期になると身体を動かすのが億劫になるため、運動不足になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
また寒さ対策のために厚着をしていると、身体が動かしづらくなります。それによって膝まわりの筋肉が硬くなると、痛み物質が出やすくなるのです。
運動をしていないのに筋肉が硬くなると聞いた場合、疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれません。実は筋肉が硬くなる原因は「使い過ぎ」と「不動」の2つしかありません。
デスクワークなどで身体を動かさずにいると、肩こりや腰痛が出やすくなるのもそのためです。冬の寒さで活動性が低下すると、膝まわりの筋肉に緊張が生じやすくなり、膝痛を発症しやすくなります。
気候による膝痛への対処法
気候による膝痛が見られる場合、次のように対処するのがおすすめです。誤った対処をするとかえって痛みが増す結果となりかねないため注意しましょう。
気候による膝痛への対処法その1・患部を温める

気候による膝痛が見られる場合、基本的には患部を温めるようにしましょう。患部を温めると血液の循環がスムーズになるため、発痛物質を体外へと排出しやすくなります。
また温めることで筋緊張が緩和すると、筋肉によって引っ張られていた骨への負担が軽くなり、膝痛の緩和につながります。お風呂に入って膝痛が緩和するようであれば、患部をどんどん温めるようにしましょう。
急なケガをした場合を除き、基本的に慢性症状は温めるのが原則です。痛いときに冷やすと一時的に痛みを感じにくくなりますが、血行不良によってかえって回復を遅らせてしまうため注意が必要です。
また膝が痛いからといって、常に湿布を貼るもの考え物です。シップに含まれる消炎鎮痛剤には、血行を悪くする働きがあります。そのため、日常的に湿布を貼っていると、かえって膝痛の回復を遅らせてしまうのです。
気候による膝痛への対処法その2・ストレッチをおこなう

気候による膝痛が見られる場合、ストレッチで筋肉の緊張を緩和するのもおすすめです。お風呂上りの身体が温まっているときに、次のようなストレッチをおこなうとよいでしょう。
1. 布団やヨガマットの上で仰向けになる
2. 右ひざを曲げて足先をお尻の横に持ってくる
3. 太ももの前側を意識しながらストレッチする
4. 30秒たったら左足も同じようにストレッチする
ひざを曲げたときに、腰が布団やヨガマットから浮かないように意識しましょう。またストレッチをしたときに明らかに膝の痛みが増すようであれば直ちに中止してください。
気候による膝痛への対処法その3・専門家に見てもらう

気候による膝痛がなかなか治まらない場合は、専門家に見てもらうことが重要です。一口に膝痛といっても、原因は実にさまざまです。
気候だけが原因であれば時間の経過とともに症状の回復が期待できますが、膝痛の多くは気候だけでなく、その他の要因が絡み合って発症します。
そのため、膝痛を根本的に改善するのであれば、専門家に見てもらう必要があるのです。レントゲンやMRIといった画像診断で原因が分からない場合は広島メディカル整体院へお越しください。
気候による膝痛の予防法
いったん膝の痛みが出てしまうと、スポーツやレジャーが楽しめないだけでなく、日常生活に支障をきたす可能性もあります。気候による膝痛を予防するためには、普段から次のようなことに取り組むよう意識しましょう。
気候による膝痛の予防法その1・適度に身体を動かす

気候による膝痛を予防するためには、普段から適度に身体を動かすことが重要です。運動不足になると気候の変化にともなう血行不良によって膝痛が起こりやすくなります。
また運動不足が続いて体重の増加を招いた場合、膝の関節にかかる負担が増大します。運動をする時間が取れない方は、エレベーターやエスカレーターの代わりに階段を使うなど工夫するとよいでしょう。
気候による膝痛の予防法その2・サポーターで膝を保護する

気候による膝痛を予防するためには、サポーターで膝を保護するのも効果的です。慢性的な膝痛を抱えている方の場合、どのようなときに痛みが出やすいかご存じの方も少なくありません。
翌日の天気予報を確認し、気圧や気温、湿度が大きく変化しそうであれば、あらかじめ膝をサポーターで保護し、筋緊張や血行不良が起こらないようにしましょう。
気候による膝痛の予防法その3・歩き方を見直す

気候による膝痛を予防するためには、普段の歩き方を見直すことも重要です。足底アーチや足首のクッションを意識し、膝の関節にかかる負担を軽減することが膝痛の予防につながります。
正しい歩き方が分からない方は、広島メディカル整体院までお気軽にご相談ください。広島メディカル整体院では足に注目した施術や、歩き方の指導をおこなっています。
気候による膝痛のお悩みは広島メディカル整体院までご相談ください!

気候による膝痛は治らないものと諦めていませんでしょうか。筋肉など軟部組織が原因となる膝痛の場合、年齢や性別、運動経験の有無に関係なく改善が期待できます。
「病院で膝痛は年齢のせいだから仕方ないと言われた」
「膝痛はずっと付き合っていくしかないとあきらめている」
…そんな方は広島メディカル整体院までぜひご相談ください。広島メディカル整体院では膝痛を改善する施術はもちろん、膝への負担を軽減する運動やストレッチ、歩き方なども指導しています。
いつまでも自分の足で元気に歩けるよう、私と一緒に体質や筋肉の質を改善していきましょう!