なぜ、私が外反母趾と靴の事を行うことになったのか?
私が施術歴30年延べ8万人の患者様を診せて頂く中で、外反母趾について様々な勉強をしてきました。
外反母趾の治療はたくさんの治療法や施術がありましたが、殆どのものが「施術」という中でのことばかりで生活習慣を考えていない物が多く有り、悩ましく思っていました。
そこで生活習慣から変えて無理なく行える施術を考えました。
身体の土台となる足は全身の骨の数が206個に対して両足で56個と全体の4分の1あり、体を保持するために必要な要素である事が分かります。
その足の部分に対し足や靴の事についてあまりにも間違いが多く、実際現代の子供たちの怪我や変形が多くなっています。(最近では学力への影響も言われています。)
長年施術を行ってきて特に外反母趾で悩まれている方が多くおられましたので、今回は
- なぜ外反母趾が起こるのか?
- 外反母趾を起こさないためには?
を中心に靴の選び方・履き方、そして施術のポイントを説明しています。
外反母趾をオンラインで「自分で施術」
まず、靴についてですが、足の事を考えずにデザインや価格などで選び、買ったはいいものの「履いてない靴」が全国の中高年(40~60歳)の家で約2億足眠っていると言われています。
このように靴を選ぶということは難しく、そして中高年の方々が選べないのであれば子供も当然選べる事はできません。
子供たちは自分の足のことを知らず、大きい靴を履く・履かされることにより足への刺激が少なくなり脳への刺激が減ってしまいます。
ある統計では子供の成長に「足裏からの刺激」が影響するということも言われています。
「身体を動かす場合、唯一地面と接地している場所が足裏ですので、ここへの刺激により身体全体の動きへの神経伝達が早くなります。
これは身体の受容器が筋・腱・関節にあり、ここから情報を受け取り、感覚神経から脊髄・脳を経由して運動神経に電気信号を伝え、筋肉を収縮させて動きます。
そのため、感覚がはっきりと分かれば情報を伝えるスピードは速く運動神経の反応も早くなります。
足裏の感覚(受容器)が悪いと逆に遅くなります。
そうです!
靴が合わなければ刺激が低下し、もっと言うと足のアーチの低下が足のバランスを崩し外反母趾だけでなく脳への刺激・体全体の痛みへと関係していくのです。
そこで、自分の足を知ることはもちろん、出来るだけわかりやすく自分に合った靴選びや履き方、そして、外反母趾への施術を行い健康に向かうため「じぶんで施術」を行いましょう。
もし、外反母趾で悩みどうすれば良いのか?とお悩みでしたら、一人で悩まず一緒に解決していけるオンラインZoomを利用したサービスをご用意しておりますのでご利用ください。
外反母趾は気付いた時が始まりです。
あなたのそしてあなたの周りの人たちが健康で笑顔輝く人生を送れるお手伝いになれると嬉しいです。
未来が輝く、健康をつくる!
メディカル整体院 代表 押川 孝一
なぜ?外反母趾になるのか?
足・靴の状態・外反母趾により体への影響が出ます。
足元がずれると頭も大きくずれ体全体のバランスを崩し、体全体に影響が出てきます。
外反母趾になると足元に力が入らず、ぐらつきを起こし体は傾かない状態にしようと緊張するため強張りや痛み・違和感が出てきます。
外反母趾というと足の形状を気にされることが多いですが、この形状も殆どの方が痛みがでて初めて意識します。
実際、形も動きも痛みもすべて、今まで(過去)の状態がとても関係します。
ここを見落としてしまうとこれから(未来)の状態も変わってきます。
そして、良い状態へ向かう術(すべ)を無くしてしまいます。
外反母趾と3つの習慣の関係
この3つを見て・聞いて「何がいけないの?」と思われますか?
- 足指の運動
- 靴の選び方・履き方(草履と靴の違い)
- 生活習慣
- 足の指、動いているよ?(グーパー運動できます。)
- 靴もちゃんと履いてます?(ヒールや細い靴は履いてない。)
- 生活習慣もしっかり行って足に悪いことなんてしてない?(何が悪いか分からない)
と感じていませんか?
そう、そこに落とし穴があるのです。
外反母趾にならない(治す)ための3つの習慣
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- 外反母趾と足指の運動
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足指は動いている、動かしている。
先ずすべての指がしっかり動く人が何人いるのか、又は拇指だけでなく他の4指が浮指だったり固まっていたり、酷くなると親指の上に乗る、小指は内反小指になっている、指の関節の裏が痛い・魚の目タコが出来ているなどこれらすべての人に外反母趾の予備軍だったり、外反母趾になっている可能性があります。
そして一番大事なのは今の指の状態で床がつかめるかということです。
自分でグーパー運動やタオルギャザー(足の指でタオルを引き寄せる)が出来ていても立ち座り・歩行時に足指が使えているかということが大事になるのです。ここでは足のアーチをしっかりした形状に作りバランスや衝撃から体を守りましょう。
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- 外反母趾の場合の靴の選び方・履き方
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よくハイヒールやパンプスを履くと外反母趾になるなど耳にします。
果たしてそうなのでしょうか?答えはノーです。
もしハイヒールが原因であればハイヒールを履かない男性は外反母趾にはならないということになります。でも実際はハイヒールを履かない男性も外反母趾になっています。
では、なぜ女性も男性もなるのか?お気付きですね。
靴の選び方(形状)・履き方に問題があるのです。
先ずは自分の足のサイズが分かっていなかったり、大きめのサイズを履いたり、形や柄で選んだり、子供は成長が早いので大きめなサイズを選んだりと自分の主観だけで選んでいることが多いのです。これはとても危険です!
外反母趾だけでなく足指が使えず、運動能力の低下・学力低下まで関係してきます。
自分自身の事もですがお子様の事も考えれば先ずは親が知ることが大事です!
患者様の中には選び方や履き方を説明すると子供に「ほら、あなたがちゃんと履かないからよ!」と言われる親御さんがたくさんおられます(うちの治療所では!)。では、良く考えて下さい。
お子さんが分かると思いますか?
親が教えていないから今までその履き方なのでは?
子供の運動能力・学力低下を親が作っているのです。怖いことですね!子供に言う前にまずは大人の方も一緒にやってみましょう!
そうです。私の所では子供に「ちゃんと履かないから!」というのではなく、高校生以下の子供さんの親御さんに一緒に体験していただいています。そして、今までの履き方と履いた後の状態、そして、子供さんへの教え方と理解を行い「行動」へと移して頂きます。
そうすることで子供さんも親御さんも一緒に靴選び・正しい靴の履き方習慣が身について行くのです。
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- 外反母趾と生活習慣
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人は普段から同じ動作が多くなり足元も体も強張りやすくなっています。
あなたの習慣を見直すことにより今の現状から必ず変わる事が出来ます。では、外反母趾に何が悪いのでしょうか?
やはり足への意識が無いということが一番悪いでしょう。
先に述べました、足指を動かさないことや靴のサイズ・履き方などすべてにおいて意識の無さは足への影響を悪くしています。今、気付けたことがラッキーと思えるか?
何も思わないか?前者であれば確実に今から(未来)の生活や体への影響が変わってきます。
必ず意識を変えてこれから体(外反母趾)に良い環境を作って行きましょう。